外地島のサンゴ


外地(ほかち)島は慶良間空港のある島で、慶留間(げるま)島とは橋で連絡している。その連絡橋近くの海岸は外洋からのうねりが直接押し寄せる。このような水域を開放的であるという。一般に湾の出口付近はこのような開放的な水域であるが、内部は外洋からのうねりが入らない波静かで閉鎖的な水域である。フィリピン付近に台風が存在すると、ここにはうねりが押し寄せて岸から海にはいることが危険になる。そんな波の作用が強い環境では、波静かな内湾の水域とは違ったサンゴ群集が存在する。ミドリイシ属のサンゴも繊細な枝を持つものは少なく、太く・短く・頑丈な枝が基盤から突き出した形の種が多い。


水深が浅く波が砕けるリーフフラットのミドリイシ群体(基盤を被覆して、枝は太く短い)



水深が浅く波が砕けるリーフフラットのコモンサンゴ群体(被覆状になっている)



水深がやや深いリーフフラットのミドリイシ群体(テーブル状になっている)



水深がやや深いリーフフラットのくぼみにあるコモンサンゴ群体(葉状になっている)



沖側で波が砕ける部分(リーフクレスト)のサンゴ群集(頑丈な構造をもったものが多い)



リーフクレストから沖側のサンゴ群集、水深がありうすいテーブル状や枝状の群体も多い



リーフクレストに崖が隣接して、急に水深が深くなる部分。大型の魚類もこんな場所では見ることができる。



リーフクレストから沖側にゆるやかなスロープが隣接している部分。スロープ上に塊状のサンゴが見える。



沖側に伸びるリーフスロープのサンゴ群集、水深が増すほど、繊細な葉状・枝状の群体が多くなる